夜のクラゲは泳げない

SPECIAL

スタッフインタビュー #6
色彩設計 石黒けいインタビュー

この作品に参加が決まったときのことを教えてもらえますか?

石黒けい(以下:石黒):竹下監督とは以前、別の作品でご一緒させていただいたんです。その時に素晴らしい映像を作る方だと感じて、また一緒にお仕事をしたいと思っていました。そこで今回の企画を知って、手を挙げさせていただきました。

気になるキャラクターや設定を教えてもらえますか?

石黒:今気になっているのは、やっぱりまひるですね。色彩設計は、その名の通り色をつけていく仕事で、絵を描かれている方とは近しい位置にあると思うんです。まひるの喜びや辛さには自分のことのように共感してしまいます。今後、どんな風に成長していくのか楽しみです。

ヨルクラの作業を進める上で意識されたことはありますか?

石黒:今回特に意識しているのは、「自分の色を出さない」というところでしょうか。作品の持つ世界観を何よりも重視して作業しています。その中で、色を他の作品に比べて強めにおいているというのもポイントですね。
ただ背景美術が手書きだったこともあり、合わせるのは少し苦労しました。細かい調整をしていただいたりと、撮影さんには大分助けられました。

ここは注目して欲しいというところはありますか?

石黒:原案の色使いがとても素敵だなと思っていて、それをアニメで再現できるように意識しています。私服のデザインも相まって、とても魅力的で可愛くなっていると思いますので、是非注目して見ていただきたいです。

ズバリ、この作品の魅力について教えてもらえますか?

石黒:私が一番魅力に感じているのはライブシーンですね。今まで自分ではやったことのない表現をしていて、この作品らしさが存分に発揮されていますので。視聴者の皆さんが見たことのないような映像だと感じて貰えればと思っています。

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