スタッフインタビュー #4
編集 木村佳史子インタビュー
この作品に参加が決まったときのことを教えてもらえますか?
木村佳史子(以下:木村):竹下監督と別の作品でご一緒させていただきまして、それが縁で今回お声掛けいただきました。私自身が大分アナログ寄りの人間で、SNSなどにもあまり詳しくないので、最初に作品のお話を聞いたときは若干ついていけるのか不安な気持ちもありました。でも作品を通じて新しく学べることもあるのかなというワクワクした気持ちを持って臨ませていただきました。
気になるキャラクターや設定を教えてもらえますか?
木村:渡瀬キウイちゃんですね。自分にないものを持っている子に凄い惹かれるところがあって、彼女のキャラクター性にはかなり興味があります。
ヨルクラの作業を進める上で意識されたことはありますか?
木村:喜怒哀楽を感じたままに編集として映像に落とし込んでいくというところですね。当たり前なことなのですが、悲しんでいるシーンは悲しい気持ちを感じられるように、でも、あざとくしないということを意識していました。なので、見てくれた方もそれを感じ取ってくれればいいな、と思っています。
ここは注目して欲しいというところはありますか?
木村:最初にフィルムから感じた世界観を崩さないように、というのを大切にしていました。編集という作業の上で注目してほしいところというよりは、全体を見て彼女たちの想いを感じ取っていただければなと思います。
ズバリ、この作品の魅力について教えてもらえますか?
木村:夢ってこうだったな、と思わせてくれる作品だと思います。誰しもあの時ああしておけばよかったみたいなのってあると思うんですよ。あの頃は気付けずに真っ直ぐ夢に向かっていたな、というのが痛く刺さってくるんですよね。
楽しいところもありますが、そういった痛い部分も本作の魅力だと思いますので、それが伝わるといいなと思っています。