アフレコアフターインタビュー #3
渡瀬キウイ役・富田美憂
富田美憂(以下富田):オーディションではじめましてさせていただいたんですけど、作品のテーマやキャラクターの悩みが現代的だなと感じました。
若い世代が一度は感じたことのある悩みをリアルに描いていることもあって、私自身も共感できる部分が多く、共感性が高い作品だなと思っています。
富田:オーディションを受ける中で資料を見たときに「自分の声がする」と感じられるキャラクターがいるんですけど、キウイはまさにそれでした。
いざ演じる機会がきても、役作りでもあまりディレクションをいただかず、私が思うありのままの演技ができました。
そういうのもあって勝手に親近感を覚えたりしています。
あとキウイの好きなところなんですけど、頭が良くて達観しているようなところがありつつも、自分のこうなりたいという想いを持ち続けることができているところが、格好いいなと思っています。
キウイ以外だとめいですね(笑)。
私は三話ではじめてめいと一緒にアフレコをしたんですが、私がめいみたいなキャラクターを演じることはあまりないので、どんな感じなんだろうと思っていたんです。
アイドルオタクを出すところも含めて癖があって、見ていて楽しいですね(笑)。
富田:2話が終わった時点で当番回だからと教えていただいてたんですけど、台本を見てなるほど、と思いました。
作品が始まるときに監督からキウイについて話を聞いていたんですけど、こうして実際に目にしてみると、いい意味で生々しい感じでしたね。
特に中学校に入学したばかりでキウイが自己紹介をするシーン。変わらない自分と裏腹に周囲の環境が変わって噛み合わないのがリアルにしんどかったです。
あともう一人の自分であるノクス(※1)がどうやって生まれたかなど、まだ知らなかったキウイのことをたくさん知れて私自身嬉しかったですね。
私もエナジードリンクを飲みながら臨んだんですけど、凄くカロリーと心を消費した収録だったなと。わかるわかる、わかるぞキウイ……と思いながら演じました(笑)。
※1 竜ヶ崎ノクス。渡瀬キウイが動画配信するときの姿。
富田:今まではキウイの中でまひると喋るときは愛がある舎弟へのイジリ、気を許せる相手との会話だなと感じられたんですよね。でも、キウイは自分を慕ってくれるまひるにもたくさんの嘘をついて理想の自分を演じていました。
その嘘がついにまひるにバレてしまいます。
そのときキウイはどうするのか、注目していただきたいですね。
富田:全部自分ひとりで動画を作りたいですね。元々歌の活動もさせていただいているので、それに自分で絵をつけてみたり。
最近ipadを買ったので、時間が空いてるときにがしがし書いています(笑)。
富田:真っ白い豆柴を飼っているんですけど、家に帰ると毎回違うおもちゃを咥えて出迎えてくれるんです。ストレスとか疲れとかそれだけで癒されちゃいますね。
それでも癒やされないときは、犬吸いをしています。撫でるとお腹を広げてくれるんですけど、そこに顔を近づけてすう……と。本当にアニマルセラピーな感じですね(笑)。