夜のクラゲは泳げない

SPECIAL

アフレコアフターインタビュー #1
光月まひる・伊藤美来 & 山ノ内花音・高橋李依

ヨルクラの第一印象は?

伊藤美来(以下伊藤):最初にこの作品を知ったときは、今の若い世代に向けた作品なのかな、と思っていました。だけど実際にこの世界に踏み込んでみると、若い世代だけじゃなくて、私にも共感できるリアルな感情が丁寧に描かれていたんです。
登場するキャラクターはみんな個性豊かな子なんですけど、今の世の中について、視聴者の心を代弁しているようなところがあるのかな、なんて思いますね。

高橋李依(以下高橋):私は元々、顔出しをせずに歌の活動をされているアーティストさんを応援しておりまして。
それもあって、コンセプトを伺ったときからときめきが止まりませんでした。キャラデザも、音楽も、各方面とても魅力的な座組でもあって、勝手にワクワクしていたんです。 たとえオーディションに落ちてしまっても、めちゃくちゃ気になるタイトルだなと思っていました。

気になるキャラクターや設定は?

伊藤:今の時点で気になっているのはやっぱりキウイちゃんですね。1話だと通話越しに話しているだけなんですけど、まひるはキウイちゃんに心を開いているなというのを感じて。
それもあって、まひるとキウイちゃんの過去や関係性はかなり気になっていますね。

高橋:気になっているといえば、ぴえんくらげ(※1)ですかね。なんかお店で売れ残った靴下とかでありそうな、絶妙なデザインといいますか(笑)。
とはいえちゃんと可愛い。もしグッズ化されたらぜひ買ってあげたいですね。
しかもリアルに渋谷の街でも売ってくれたらいいなぁ、なんて。

※1 本作に登場するマスコットキャラクター。

#1の収録はいかがでしたか?

伊藤:最初の収録はアフレコじゃなくてPVの収録だったんですけど、その時点で二人で一緒にやらせていただいたのが凄く良くて。今日の収録もすごく楽しみにしていました。

高橋:PV収録の時にスタッフ陣から世界観とキャラに関して、詳しく話を聞かせていただいたんです。でも私は、まひるの説明を聞いてもしっかり理解できているような気がしなくて。だから収録でまひるのお芝居を聞いて本当にすごいなと思いました。ちゃんと解釈して落とし込まれてるって。

伊藤:キャラクターの本当に深いところまで教えてもらったのもあって、表現できたのかもしれないです。むしろキャラクターに近い人たちが選ばれているのかなって感じました。

高橋:そんな気がする! 内に秘めた想いとか……、なんだか共感しやすくて。実はオーディションのときから、この役は絶対に私が演じたいと思ってしまったんです。しかも、花音ちゃんを演じることで、私自身の感情や人生も認められていくような、不思議な感覚すらありました。
本当に運命的な出会いだったんだなぁと。

伊藤:まったく一緒です。

高橋:わぁ~、すごいや!

高橋:一話の段階でここまで入り込めるっていうのは、すごくいいスタートダッシュだなと手応えを感じています。

印象に残ったシーンは?

高橋:歩道橋のシーンの空気感は、意識的に変化をつけていきました。

伊藤:花音ちゃんが打ち明けてくれるシーンですね。

高橋:それぞれの心がちょっとずつズレていってるんですよ。その絶妙な上げと下げと良いますか。

伊藤:花音ちゃんがきらきらするほど、まひるは落ち込んでいっちゃうんですよね。

高橋:なんだか、青いなと感じました。

伊藤:うんうん。応援したくなりますよね。大丈夫だって言ってあげたい。それでいてこう、走り出したくなるような。

高橋:胸が熱くなるってこういうことなんだね。

伊藤:今までのまひるを変えてしまう運命の出会いが印象的な一話だったと思います。

クリエイターとして活動するなら、どんなことをしてみたいですか?

高橋:私は動画編集できるようになりたいですね。結構Vlog系(※2)の動画を見るのが好きで。ああいうどこから撮ったらおしゃれに見えるのかとか、首から下を映しながら歯磨きしてる映像とか、個人情報を守りながら楽しめる映像に感心するばかりで。そういう技術とセンスが欲しいですね。

伊藤:私は作曲できたらいいなって思います。ふと音楽が降ってくるみたいな体験をしてみたいなって。以前なんとかやってみたことはあるんですけど、かなり難産だったので、メロディが降ってくる才能があればと思っています(笑)。

※2 動画を使って作成された日記。

自分なりのリフレッシュ方法はありますか?

伊藤:あ、それは気になりますね。

高橋:何してるんだろう、私?

伊藤:お忙しい中で……お酒とか?

高橋:(笑)。確かにありますね。私は一人だとずっと考えてしまいがちで。だからこの話ならこの人に聞いてもらいたいみたいな衝動が湧いてきて、アタックして一緒にご飯に行ってますね。いつも助けてもらっています。きっとこれもリフレッシュ、かな。

伊藤:私は真逆かも。

高橋:お?

伊藤:仕事とか悩んでることとか一旦置いておくタイプですね。

高橋:すごい!

伊藤:本当に文字通り頭を真っ白にして、一旦リフレッシュって感じです。近づいてきて「やっば!」ってなる時もあるんですけど(笑)。

高橋:私、置き方わかんない!

伊藤:(笑)。あとは散歩することですかね。仕事のこと考えてるときもあるし、全然関係ない妄想をしているときもあります(笑)。

高橋:散歩かぁ。

伊藤:他のみなさんがどういった方法なのかも気になります。

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