谷口淳一郎(以下：谷口)：私は動画工房に所属しているのですが、ちょうどこの企画が立ち上がった時に手が空いていたこともあり、手を挙げさせていただきました。竹下監督とは以前に別の作品でご一緒したことがあったので、特に心配とかはしていませんでしたね。あとは企画を伺った時に、原案のpopman3580さんのイラストが非常に魅力的だと思いました。実際にpopman3580さんにお話を伺ったら、私が大学時代暮らしていた所と地元が近くて盛り上がったりして、縁を感じましたね。

谷口：自分の絵柄に近いデザインなのもあって、一番描きやすいのはキウイでしたね。描いていて楽しいキャラクターなので、登場が多い回が自分の担当回じゃなかったため、やきもきしたのを覚えています(笑)。

谷口：今回メインとなるキャラたちは特徴的な生い立ちを持っているので、それを設定や表情に盛り込んでいきました。その中でもまひるは少し大変でしたね。”普通”というのが念頭にあったので、表情付けがなかなか上手く決まりませんでした。

谷口：まず原案のpopman3580さんのデザインがとてもハイセンスで魅力的なんですが、それをアニメの中で損なわないようにデザインをしています。服装や色合いもですが、画面の中で動いている彼女たち自身にも注目して欲しいですね。

谷口：話数毎にリアルなキャラクターの感情が爆発するシーンが取り込まれていて、それが今の世代らしさの表現に繋がっていると感じています。若い方も含め、広い年齢の視聴者が共感できるのが、この作品の魅力だと思いますね。